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Q1:
私は緑内障です。3年前に手術しましたが、左目はまだキサラタン一日一回点眼しています。風邪薬の咳止め、鼻水止め、いろいろな薬に緑内障の方は医師に相談…と書いてありますが。 
A1:
緑内障にはいくつかのタイプがあります。どのタイプの緑内障と診断されているのか、まずは主治医に確認してみてください。
医療用の医薬品だけでなく、大衆薬の中にも緑内障の方には注意を喚起する文章が書かれていることが少なくありません。緑内障に使用してはいけない薬の多くは「抗コリン作用(副交感神経の末端に信号が伝達しなくなる)」をもつ薬で、瞳孔括約筋が緩み、散瞳(瞳孔が広がる)しやすくなります。散瞳すると房水の通り道である隅角が狭くなり、房水が流れにくくなることで眼圧が上がることが問題となります。散瞳しては困る緑内障は、レーザー虹彩切開術を行っていない閉塞隅角緑内障など、ほんの一部です。日本人の大部分を占める原発開放隅角緑内障や正常眼圧緑内障では、抗コリン作用を持つ薬で眼圧が急に上がることは考えにくく、それらの薬を使用してはいけない、ということはありません。
Q2:
緑内障内です。
数年にわたり同一の飲み薬(メチコバール500)を服用しているので、副作用はどうか。他のどの薬と併用するとよくないのか。
A2:
メチコバールは、メコバラミンというビタミンB12の補酵素型で、末梢性神経障害に対して使用される薬です。傷ついた末梢の神経を修復し、しびれや痛みなどを軽減します。味覚障害や臭覚障害、めまい、耳鳴り、難聴、眼疾患、腰痛、筋肉痛など各診療科で神経の働きを助けるのに応用されることがあります。副作用の心配はほとんどありません。まれに胃の不快感や食欲が落ちることがありますが、その場合は医師に相談してください。水に溶けやすい性質を持っており、取りすぎたとしてもすぐに尿と一緒に身体の外に出るため、溜まることはありません。
一緒に飲んではいけない薬や、併用すると効果が変わるという薬はありません。長い期間服用することで問題になることもありません。
Q3:
ヘモグロビンAIC6.0 グリコ120と糖尿病は改善に向かったが、クレアチン1.3と1.6範囲内のため、薬と食事の対応法ご指導願いたい。 
A3:
糖尿病と診断され、血液中のクレアチニン(クレアチンではなくクレアチニンでしょうか。この二つは異なります。)が正常範囲よりも高い場合は、腎臓の機能が低下していることが考えられます。低下の状態によって、腎臓に負担をかけない食事を摂ったり、腎臓の機能を守る薬を使用していきます。薬の中には腎臓の機能に負担をかけるものがありますので、そのような薬は使用しないようにします。
しかし、食事内容や薬の種類はHbA1cとクレアチニンだけでは具体的に決められません。総合的に現在の病気の状態を把握して治療方針が決まりますので、まずは主治医と相談してみましょう。主治医からの指示で管理栄養士が直接お話をすることも出来ますし、薬局で現在出してもらっている薬のことを薬剤師に詳しく相談してみるのも良いでしょう。
Q4:
糖尿病の患者として、2ヶ月毎定期健診を続けていますが、今回8月17日の検査でALT(GPT)51、γ-GTPの値が269、TG-283の高い値を示し、担当医からアルコールをなるべく少なくするよう心がけてくださいと注意されました。尚、薬は4種@アテレック錠Aリバロ錠BフルイトランCニューロタン錠を毎日服用しています。アルコールはなるべく慎みますが、お薬で肝臓の治療になるような処方はあるでしょうか?(虫のいい願望かな?) 
A4:
肝臓の働きを助ける薬はあります。でも、アルコールで悪くなった肝臓は、始めのうちは薬を使って治療することはありません。悪くなった原因がわかっていてそれを解消すれば改善する場合は、その原因を取り除くことが治療となります。お酒を止めるだけで肝臓の機能が正常に戻るのであれば、それに超したことはありません。
肝臓は人の身体の中で非常に多くの働きを持っている臓器です。沈黙の臓器と呼ばれ、比較的強く、ある程度のところまで一生懸命働いてくれますが、担当医の助言に耳を貸さず、徐々に悪化して取り返しのつかない肝臓になってしまう方も少なくありません。人の身体はそれぞれの臓器の働きが上手く調和されて正常を保っています。アルコールが良くないのは、肝臓に対してだけでなく、徐々に他の臓器にも影響してくることです。脂肪肝から高脂血症、高血圧、糖尿病・・・と進んでしまうことも多くあります。もともと糖尿病にかかっている方は、肝臓は血液中の糖分や脂肪の流れも調整してくれていますから、血糖値の変動等も心配です。                             
また、最近厚生労働省は、アルコールの量が同じであっても休肝日がある人と少ない(ない)人では心臓や脳の血管への影響が少ないことを発表しました。量が少ないことが原則ですが、さらに飲まない日を多く作ることも重要という結果です。是非、たまに飲める日があればそれを十分満喫するように、普段はお酒以外の楽しみも色々と見つけてください。
Q5:
小5の子供が左耳に感音性難聴です。
代謝をよくするためにということで「アデホスコーワ腸溶錠20」と
「メチコバール錠500ug」を処方していただいております。
ビタミン剤で即効性はないとのことですが、飲み続けることによって
効果はどうでしょうか?
A5:
メチコバール錠については上記の質問の回答をご参照ください。
アデホスコーワ腸溶錠については、脳をはじめ、内耳、心臓、胃などいろいろ臓器の血流量を増やし、エネルギー代謝を活発にします。そのような作用から、広範な適応を持ち、各科で広く用いられています。処方頻度がわりと多いのは、メニエール病など、めまいや耳鳴りを伴う内耳障害に対してです。頭部外傷後遺症による頭痛や頭重感、めまいにも効果が期待できます。そのほか、心不全、眼精疲労、慢性胃炎などに対する適応もあります。副作用の心配はほとんどありません。まれに胃の不快感や食欲が落ちることがありますが、その場合は医師に相談してください。長期に服用することで副作用が問題になることはありません。



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