20120308
特定非営利活動法人慢性疾患診療支援システム研究会第3回通常総会
ならびに第8回学術集会のご報告
謹啓
皆様方には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。日頃より慢性疾患診療支援システム研究会にはひとかたならぬご支援を頂きまして誠にありがとうございます。
さて、去る2月26日日曜日に特定非営利活動法人慢性疾患診療支援システム研究会第3回通常総会を、大勢の皆様方にご参加いただき盛況の内に開催することが出来ました。
総会では、平成23年の活動報告並びに平成24年活動計画をご承認いただきました。また研究会顧問として産業活性化研究所の風間善樹先生、今村企業経営研究所の今村義男先生のお二人をお迎えすることとなりました。
学術集会では『カルテ情報の共有化の必要性と課題の解決について考える』と題して下記のとおりシンポジウムを開催いたしました。
現在、医療情報連携に向けていろいろな取り組みがなされておりますが、今回のシンポジウムにおいて多くの課題があることが改めて浮き彫りになりました。また同時にどのような対策が必要かも明確になってきたと思います。
我々は医療連携を行うこと自体が目標ではなく、患者中心の診療支援体制を構築し、患者の利益、ひいては広く国民の利益を達成するために必要な連携を進めていくことが重要であると考えております。一方、医療者が現在置かれている状況は非常にきびしいものがあり、医療者の犠牲の上に現在の医療が成り立っております。このような課題を達成し、問題点を克服するためにはITなどの新技術を活用することが重要と考えております。
今後さらに本システムを改良、普及させ、患者と共に医療者へも貢献することが出来るよう努力したいと思っておりますので、皆様には、更なるご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、皆様方のさらなるご活躍を心より祈念いたしております。
謹白
平成24年3月吉日
NPO法人慢性疾患診療支援システム研究会
理事長 塚原重雄
副理事長 柏木賢治
記
特定非営利活動法人慢性疾患診療支援システム研究会第3回通常総会
日時 : 平成24年2月26日日曜日 午後1時より
会場 : ロイヤルガーデンホテル 2階天平の間
1. 開会
理事長挨拶
2. 議長選任
3. 議案審議
第一号議案 平成23年度事業報告及び収支決算報告・監査報告
第二号議案 平成24年度事業計画及び収支予算承認の件
第三号議案 顧問推薦
4. 議長解任
5. 閉会
第8回慢性疾患診療支援システム研究会学術集会プログラム
シンポジウム
『カルテ情報の共有化の必要性と課題の解決について考える』
シンポジスト(主要):
* 吉原 正彦先生 (株)ダイナミクス社長、吉原クリニック院長
* 高坂 定先生 (株)メディック総研、日本HL7 協会情報教育委員会 委員長
* 刑部 光太郎先生 富士吉田医師会、トモエ医院院長
* 川端 博志先生 K&Aクリニック理事長(苫小牧)
* 平沢 尚毅先生 小樽商科大学商学部社会情報学科教授 兼小樽 商科大学ビジネス創造センター ユーザーエクスペ リエンス研究部門長
* 長谷川 高志先生 群馬大学、日本遠隔医療学会理事、運営委員
オーガナイザー:
* 塚原 重雄先生 NPO法人慢性疾患診療支援システム研究会
* 柏木 賢治先生 山梨大学医学部地域医療学講座
キーノートレクチャー1.
高坂 定先生
「現在の医療におけるICTの活用状況や今後の展望、課題」
キーノートレクチャー2.
刑部 光太郎先生
「医療現場における医療情報の共有化の取り組みと課題」
キーノートレクチャー3.
川端 博志先生
「ネットワークを利用した整形ペインクリニック開業モデル」
キーノートレクチャー4.
平沢 尚毅先生
「医療情報システムと人間工学との接点-情報社会人間工学部会での話題から」
キーノートレクチャー5.
柏木 賢治
「健康情報共有化の診療上の意義と現在慢性疾患診療支援システムが抱える問題点」
総合討論
懇親会: ロイヤルガーデンホテル 2階 吉祥の間
参加者数 : 総数 75名
内 個人正会員 18名
団体正会員 21名(10団体)
賛助会員 0名
一般 36名