緑内障診療支援システムのご紹介
本ページではNPO法人慢性疾患診療支援システム研究会が運営するマイ健康レコードシステムの内、緑内障支援システムに関してご紹介いたします。
はじめに
緑内障は進行するまで多くの場合自覚症状がほとんどなく、通常は非常にゆっくり進行します。しかしいったん進行すると元には戻すことが出来ない眼の病気です。また、自然に治ることはほとんどなく、生涯にわたる治療や管理が必要になります。
最新の調査によると、40歳以上の20人に1名はこの病気に罹っていることが明らかになりました。現在の治療法は、主に眼圧を目薬などで下げて緑内障の進行を防ぐことです。このような緑内障と上手に付き合っていくためには、ご自身の病気をしっかり理解していただき、主治医と一緒になって診療を続けていく必要があります。本システムはそのお手伝いをするために開発されたものです。
本システムの緑内障診療における利点
緑内障の診療の特徴は、これまでの診療経過を参考にして、今後の治療方針が決まること。通常はゆっくりと進行しますので長期間にわたる診療の記録を参考にする必要があることです。このため本システムでは図に示すように長期間にわたる診療の記録を一目で判りやすく表記することが出来ます。図には緑内障の診療上最も重要な眼圧や視野検査結果の推移が示されています。また診療に関連した重要な項目とその時期、さらに治療内容の経過と現在の治療薬が表記されています。これらの記録は異なる診療機関での結果を網羅しておりますので患者様の診療経過を包括的に理解することが出来ます。
これによって、医師は緑内障の治療をより適切に行なうことが可能になりますし、患者様もご自身の治療経過をより深く理解することが可能になっております。
どうぞ、患者様には本システムを有効に活用して頂けるようお願い申し上げます。
緑内障診療支援システムの画面イメージ
尚、本ページ内の図表の表示方法などは、より適切なプログラムを作成するために、改変されることがあります。