糖尿病診療支援システムのご紹介
本ページではNPO法人慢性疾患診療支援システム研究会が運営するマイ健康カードシステムの内、糖尿病診療支援システムに関してご紹介いたします。
はじめに
糖尿病は、きちんとした医師の指導を受け、治療を自分でしっかり行うことにより、確実によくすることができます。さらに,そのまま血糖コントロールを続けていけば、高血糖によって起こる合併症を防ぐことができます。しかし、治療によって一時的に血糖値が下がったとしても、治療を続け生活を正していなければ、血糖値はすぐまた高くなってしまいます。この糖尿病診療支援システムは患者様の血糖コントロールを支援するために作られました。
このシステムを用いるとどのような点が糖尿病の診療に役立つのでしょうか?
1. ご自分の糖尿病・合併症の状態などをいつでも確認できます。
図に示しますように、現在一般によく使われている糖尿病手帳よりわかりやすく,より多くの情報を表示でき、ご自分の状況をより理解しやすくなります。
2. ご自分の糖尿病の治療歴・検査データの管理保存ができます。
複数の医師や医療機関にかかっても,情報を一つにまとめ,長期間保存することができるようになります。これは,主治医の医師にとっても正確で安全な診療を行う上で,大きな助けにもなります。
3. 主治医以外の医師・薬剤師・栄養士・看護師などにもご自分の状態を知ってもらうことができます。
他の診療科や医療機関に受診の際,あるいはお薬の調剤や,栄養指導などの時に,患者様ご本人がご自分の糖尿病の状態や服薬歴,合わないお薬などを知ってもらいたいとお思いになりましたら,担当者にマイ健康バンクカードをご提示下さい。担当者は,カードを提示されて初めて患者様のページを開く権利を得て,患者様の糖尿病の情報を把握することができます。
4. ご自分で測定した血糖値・血圧・体重データの管理保存ができます。
ご自分で血糖や体重,血圧などを測定されている方は,本システムにデータを登録することができます。ここでは,結果の保存ができるだけでなく,月間の平均値・最大値・最小値なども自動的に計算され,結果の変化をグラフで見ることもできます。(本サービスは現在準備中です。運用開始までしばらくお待ちください)
糖尿病診療支援システムの画面イメージ
尚、本ページ内の図表の表示方法などは、より適切なプログラムを作成するために、改変されることがあります。